天明4年(1784)白河(現福島県白河市)城内に松平定綱(鎮国公)を祀ったのが始まり。 文政6年(1823)白河から桑名へ移封にともない、当社も桑名城本丸に移る。 のち松平定信(守国公=楽翁)をも祀る。 明治維新後はしばらく本丸の外に移っていたが、明治40年(1907)本丸跡の現在地に移った。 大正8年(1919)に現拝殿が完成。 昭和9年(1934)に樂翁公百年祭記念宝物館が完成。 戦災を免れたので、拝殿・社務所など戦前の姿を残している。 主な社宝に「集古十種版木」、「松平定信像」、「類聚名義抄」、「松平家具足」、「脇差 来国光」、「刀 銘鳴神」や、舞楽面、楽器、定信考案模型類、各種の古地図・古文書など多数ある。 また境内に楽翁歌碑がある。 宝物館は5月2〜3日の大祭日に一般公開されるが、それ以外の日は、あらかじめ申請をし、許可がある場合に限られる。
|