大正14年に四日市銀行桑名支店として建てられ、昭和10年から桑名信用金庫本店、京町支店として使用されていました。支店閉鎖後、平成3年に桑名市に寄贈され、平成4年から石取会館として国の無形民俗文化財である「桑名石取祭の祭車行事:(平成19年指定)」を紹介する施設として、利用されています。
建物は東南角を曲面とし、縦長の窓を二層開け、通りに面した南・東面の外壁には簡潔で幾何学的な柱型をしており、陰影の深い意匠を見せています。鉄筋コンクリート造の建物としては桑名市の蔵前祭車庫(平成20年に登録有形文化財に登録)と並び、県内でも最も早期に属する物として貴重です。
鉄筋コンクリート造 二階建 面積:168.393平方メートル
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