指定文化財区分

県指定文化財 
指定文化財種別
有形文化財 
指定文化財種類
建造物 
指定文化財名称
旧諸戸家住宅(六華苑) 
きゅうもろとけじゅうたく(ろっかえん)
数量
6棟 
形状
一番蔵・蔵前(1棟)、二番蔵(1棟)、番蔵棟(4番〜7番蔵1棟)、旧高須御殿(1棟)、玉船稲荷社(1棟)、長屋門(1棟) 
年代
大正2年 
指定日
平成8年3月7日 
所有者名
桑名市 
所有者住所
中央町2丁目37番地 
管理者名
桑名市 
解説
@一番蔵(木造二階建、土蔵造り、屋根切妻桟瓦葺)
通称宝蔵と称されるもので、書画を主とした調度品を収納していた。
蔵前と和館は和館北廊下によって連絡している。
A二番蔵(木造二階建、土蔵造り、屋根切妻桟瓦葺)
洋館の北方にあり、当初は炊事場や事務室などがあった内玄関棟に接続していた。
膳碗什器類を収納したという。
B番蔵棟(木造二階建、屋根切妻桟瓦葺)
敷地の北境に沿う東西に長い土蔵で、内部は4室(四番 蔵〜七番蔵)からなっている。
主に米を納めていた。
C旧高須候御殿(木造平屋建、屋根入母屋桟瓦葺)
敷地西北部の奥庭に臨む離れ座敷で、番蔵棟の西方にある。
西方に床の間、違い棚付の4.5畳座敷。
東方にも押入付4.5。
その東側には縁側廊下を付け、南面と西面にL形に濡縁を巡らせている。
高須藩(岐阜県海津郡海津町)の御殿を移したものと伝えられているが、これを証する史料は未確認である。
D正門 長屋門、及び 前庭
敷地の東方、揖斐・長良川の西岸堤防道路沿いに、方形の入口広場を設け、広場の南側と西側を築地塀で囲い、北側に正門を南面して建てている。
正門の形式は長屋門で、木造平屋建。
屋根は入母屋造桟瓦葺。
E玉船稲荷社
稲荷社は敷地の西北隅に位置し、前方に石燈篭2基を配している。
祀堂は切石積み基壇の上に南面して建ち、桁行3間、梁間2間。
屋根切妻造り桟瓦葺。
軒は一軒で、半繁垂木。
正面に一間の向拝を付 け、向拝柱は几帳面取角柱、石製礎盤付で、柱間には虹梁を渡し、端部に象鼻、前方へは獅子鼻を出している。