指定文化財区分
市指定文化財 
指定文化財種別
記念物 
指定文化財種類
史跡 
指定文化財名称
宝暦治水史跡
ほうれきちすいしせき
数量
1体 
形状
 
年代
  
指定日
平成3年4月1日 
所有者名
常音寺 
所有者住所
多度町香取135番地1
管理者名
 
解説
木曽川三川下流域は、百輪中とよばれるほど多くの輪中が形成され、川の流れは複雑で常に洪水の危険にさらされていました。そのため、江戸時代を通じて治水対策は重要な施策の一つでした。幕府が、薩摩藩に命じて行わせたのが宝暦3(1753)年からの治水工事で、多度には幕府や薩摩の役人の宿泊地がありました。工事は難行を極め、幕府の役人の嫌がらせもあり、薩摩藩士の中からは病で亡くなった人、抗議のために自殺した人が94人も出ました。総監督であった平田靱負も責任をとって自害しました。常音寺には、その内5人の墓があり昭和10(1935)年に建てられた墓碑とともに祀られています。