指定文化財区分
市指定文化財 
指定文化財種別
民俗文化財 
指定文化財種類
有形民俗文化財 
指定文化財名称
仏足石
ぶっそくせき
数量
1基 
形状
縦 85cm 横145cm 厚さ 28cm 足の大きさ 56cm 
年代
江戸時代 天保〜安政 
指定日
昭和43年4月18日 
所有者名
勧学寺 
所有者住所
矢田266番地 
管理者名
大福田寺 
解説
 自然石の扇面型のものに、左右1対の足の裏を陰刻し、輻輪相図が、各指には卍が刻まれている。
 仏足石は釈尊が入滅の時、石上に印せられた足跡であるとのインドの伝説から、仏教徒の間では、釈尊の像が出現する以前まで、これを礼拝の対象とした。
日本では奈良薬師寺の仏足石が最も古く国宝指定になっている。
 走井山勧学寺のは、石も安山岩で彫刻が極めて精細巧妙にできていて、少し傾斜をもった立碑の展示もよい。
戦前までは台上に水平に置かれて、腰かけ 石になっていた。
寺では輻輪相図の版画を配布していたこともあったが、版木も失われてなくなった。
神戸市の森貞雄氏の調査によると、京都大行寺との間に密接な関係があることが分かり、勧学寺の仏足石(銘文なし)は江戸末期天保〜安政頃の造顕であることは殆んど間違いないと指適された。
しかも、この輻輪相図から仏足石の分類上、勧学寺様式と称することが適切であろうということである。