指定文化財区分
市指定文化財 
指定文化財種別
記念物 
指定文化財種類
史跡 
指定文化財名称
薩摩義士墓所
さつまぎしぼしょ
数量
21基 
形状
 
年代
江戸時代 宝暦5年(1755) 
指定日
昭和41年11月22日 
所有者名
海蔵寺 
所有者住所
北寺町10番地 
管理者名
海蔵寺 
解説
 墓地主要面積60u、海蔵寺墓地の西に隣りし、入口正面傍に宝暦治水碑その他がある。
墓所は、中央に総奉行平田靭負(ゆきえ)の五輪塔(高元院殿節岑了操大居士墓)、その両側に10基宛、計21基がある。
内14基は元から同寺に存し、7基は末寺安竜院(堤原)より移した。
但し、別に1基(青岳徹霜居士)あったのが現在失くなったという。
以上の21名は全部割腹自刃の士である。
 宝暦年間(1752〜1754)木曽三大川の治水工事に際し、御 手伝普請に当たった薩摩藩が、難工事を臆せず、七転八起の勇猛心をもって、短日月の間に所期の目的を果したが、その間80余名の犠牲と予算を超えた莫大な借財の責任のため、総奉行平田靱負もまた自刃するに至った。
これら義士の墓所は岐阜、三重県下14ヶ寺に埋葬されている。
桑名市内には他に長寿院(3基)、長禅寺(1基)がある、また海蔵寺には戦災前には忠魂堂があり、木像平田靭負像が祀られていた。