指定文化財区分
市指定文化財 
指定文化財種別
民俗文化財 
指定文化財種類
有形民俗文化財 
指定文化財名称
湯立釜
ゆたてがま
数量
1対 
形状
高さ 45.3cm 内胴 16.5cm 底部 20.5cm 脚 8.3cm 外径 53cm 内口径 41cm 鍔の径 5.2cm 底部径 33cm 
年代
明和7年(1770) 
指定日
昭和40年11月24日 
所有者名
八重垣神社 
所有者住所
大福261番地 
管理者名
八重垣神社 
解説
 鉄製鋳物。
 銘文 表に明和七庚寅暦 広瀬与左衛門藤原政次、裏に大福邑氏子牛頭天王 六月十四日。
図柄 表に五七桐紋1、三ツ巴紋2、内部に鍵、宝珠、桝の図が各1個鋳出されている。
高さ、外径、口径の比が調和されており、文字は陽鋳で力強く脚部並に取手の付根が獣の姿になっている。
 作者は桑名鋳物の始祖彦三郎五代の孫、広瀬与左衛門政次で、宝暦9年(1759)に家業を継ぎ、在職12年で後継に譲っているので作品数は少なく、現存する二三も銅 製品で、このように鉄製品は至って少ない。
鉄は腐食し易いが、この釜は適正に保存されて腐食程度は軽く、稀少価値のある作品であろう。