1 菊枝蝶鳥鏡 平安後期、青銅土中古、花形中隆座鈕、細線単圏、直角式細縁、峻鋭な箆彫に豊肉を添え、しかも婉麗な実用鏡の佳作品である。 2 山吹双鳥鏡 二面 1面は青銅土中古、捩菊低座鈕、細線単圏、外傾式細縁、太箆の平面彫成ながら界圏を幹にして、瀟洒に回旋描写し妙趣がある。 他の1面も青銅土中古、捩菊低座鈕、細線単圏、外傾式細縁、紋様は山吹というも梅花にも似る。 前者に比し細箆で摩滅もひどくない。 3 古鈴 一口/青銅製/古墳時代 三
個または四個の鈴を環によって連結したもので、馬鈴として胸繋などに垂したと考えられているが、詳らかではない。 日本では三鈴が普通で、五世紀頃の古墳から出土することが多い。 この古鈴の出土地は明らかではない。
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