指定文化財区分
県指定文化財 
指定文化財種別
有形文化財 
指定文化財種類
彫刻 
指定文化財名称
木造 獅子頭
もくぞう ししがしら
数量
1口 
形状
檜製着彩
38.2cm×29.8cm 高さ20.8cm 
年代
永享7年(1435) 
指定日
昭和35年5月17日 
所有者名
神舘神社 
所有者住所
江場1421番地 
管理者名
桑名市博物館 
解説
 獅子頭は、五穀豊作や悪魔払の神事舞の獅子舞に使用されるもので、この獅子頭は雌雄一対であるが、指定されているのは雌の方だけである。
檜製で、全体には朱漆がかけられ、鼻・眉・歯・上顎の縁・毛・目には黒漆が、眼白には金箔が押されている。
上顎の内側にも黒漆がかけられ、そこに朱漆で「益田庄内平朝臣/野部次郎左衛門尉實吉(花押)/永享七年乙卯十二月三日」の銘がある。
室町時代の獅子頭は、前代の鎌倉時代の量感や彫りの強さに比して、前後に長くなり、量 感が減り、全体に角張った感じである。