指定文化財区分
市指定文化財 
指定文化財種別
記念物 
指定文化財種類
天然記念物 
指定文化財名称
太夫の大樟
たゆうのおおくす
数量
1本 
形状
 
年代
江戸時代 
指定日
昭和34年7月17日 
所有者名
太夫町自治会 
所有者住所
太夫 
管理者名
太夫町自治会 
解説
 樹幹の大きさ地上約60cm高の幹回りは10.8m、この高さのところから南・北2幹に分かれ、この2幹の地上1.5m高の幹回りは北側に出ている幹が4.58mで、南側に出ている幹が5.85mである。
南側の幹の上方に回り4.5mぐらいの大きな瘤(こぶ)があり、瘤の西側に口径約50cmばかりのまるい大きな洞穴がある。
この大クスは、もと氏神の境内にあった神木で、毎年正月には七五縄が張られる。
伊勢湾台風で枝張りが多少変わったが、樹勢旺盛である。
この大クスは昔「六本楠」と称して、天正年間三河の武士が、この巨樹に隠れて一命を助かり、後年その巨木が枯死した時、記念のため植樹したのが現在のものという。
 クスノキはクスともいわれ、本州の関東以西、四国、九州の暖地に自生する暖地性の常緑広葉高木で、本県熊野灘海岸地帯の自生の多いところでは、かつて樟材から樟脳を精製していたことがあった。
昔から神社の境内に多く愛培される。