桑名市　指定文化財

指定文化財区分
県指定文化財
指定文化財種別
有形文化財
指定文化財種類
彫刻
指定文化財名称
木造　阿弥陀如来立像もくぞう　あみだにょらいりゅうぞう
数量
1躯
形状
総高154.5cm、肩幅43.9cm、面長18.6cm、面幅17.6cm、耳張21.8cm、面奥25.4cm、髪際上11.5cm、肉髻（にくけい）9.4cm、肘張54.4cm、裾張37cm
年代
文亀3年（1503）
指定日
昭和33年12月15日
所有者名
大福田寺
所有者住所
東方1426番地
管理者名
大福田寺
解説
この像は文亀3年（1503）住職叡凞（えいき）の勧進により、その先師等証の33回忌供養をかねて造立されたものである。像はヒノキ材、寄木造、玉眼、白毫（びゃくごう）肉髻共に水晶製、髪際の螺髪数22、螺髪は彫出で螺線す。 7段、白木造。但し螺髪には緑青着色の跡がある。上品下生（じょうぼんげしょう）印を結ぶ立像である。裾、左袖の衣の一部右手中指、薬指及び左手中指、薬指の指先を欠失し、左手薬指先以外は後代補充されている。像の左袖、前頭部、後頭部、腹部には墨書の胎内銘があり、「文亀3年」の年号と、叡凞の名や開山が忍性であることが確認できる。