指定文化財区分
県指定文化財 
指定文化財種別
有形文化財 
指定文化財種類
建造物 
指定文化財名称
推敲亭
すいこうてい
数量
1宇 
形状
 
年代
江戸時代 
指定日
昭和30年4月7日 
所有者名
公益財団法人 諸戸財団
所有者住所
太一丸19番地1 
管理者名
公益財団法人 諸戸財団
解説
 もと山田彦左衛門の屋敷庭苑内に設けられたもの、四注造りの草庵で、庭の中央部杜若池に面し、傾斜地に床高く建てられ、眺望に格好な位置を占めている。
内部席は3畳で出床となり、床構えと鴨居上の壁以外には壁を設けず、障子をめぐらし、濡椽を配して、閉鎖的な席とは趣好を変え、庭の鑑賞に利している点が特徴であろう。
後世補修の跡なく創建当時のまま、よく保存された遺構である。
作者と伝えられる原叟(1678-1730)は久田宗全の子、表千家6代宗左を継 ぎ、宗匠として名を馳せ、また有能な門弟を生んだ。
号覚々斎、原叟床の創案者でもある。
享保15年没53歳