指定文化財区分
国重要文化財 
指定文化財種別
有形文化財 
指定文化財種類
絵画 
指定文化財名称
絹本著色 釈迦八相成道図
けんぽんちゃくしょく しゃかはっそうじょうどうず
数量
1幅 
形状
119.4cm×84.8cm 
年代
鎌倉時代 
指定日
大正2年4月14日 
所有者名
大福田寺 
所有者住所
東方1426番地 
管理者名
奈良国立博物館 
解説
 鎌倉時代は仏教が新興復興した時代で、前代の密教絵画に対し、民衆への布教を主眼とした仏教説話画が隆盛をきわめた。

釈迦八相図は仏教説話画の形式の中の一つで、釈迦の生涯の重要事跡である八つの場面(托胎、入胎、誕生、出家、降魔、成道、転法輪、涅槃)を一つの画面に描いたものである。
この図は、広い自然景観の中に八場面を配し、伸びやかな筆技によって美しく表現している。
旧裏書に承応四年(1655)に修復したことがみえる。